読者層を拡大すべく様々な取組に挑んでいる出版社の1つが早川書房さん。
例えば「カフェ・ポアロ」や「パブ・シャーロック・ホームズ」などの期間限定イベント。
あるいは「ミステリーの女王」の名を冠した「アガサ・クリスティー賞」の開催。
他にも「ハヤカワ文庫 夏に読もうフェア」や「ハヤカワ文庫補完計画」など、その取組はかなり意欲的です。
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2015年はポアロがブームに!?先駆けとなる「カフェ・ポアロ」が期間限定でオープンとのこと!!・
【2015年】「クリスティ」が「ホームズ」に再び変身!?「パブ・シャーロック・ホームズの帰還」が7月31日より開店!!・
第5回「アガサ・クリスティー賞」受賞作決定!!清水杜氏彦先生『うそつき、うそつき』に!!・
【2015年】早川書房さんにて「ハヤカワ文庫 夏に読もうフェア」開催!!・
早川書房さんにて「早川書房創立70周年文庫企画 ハヤカワ文庫補完計画」遂行中!!その早川書房さんに新たな取組が加わりました。
レーベル内レーベルとして新規レーベル「ハヤカワ・ミステリ文庫 my perfume」を開始されたのです。
「ハヤカワ・ミステリ文庫 my perfume」は「職業警察官ではない女性が立ち向かう事件物(日常の謎も含む)」を扱うとのこと。
また、レーベル名「my perfume」の由来は「香水のように愛されたい」ところから来ているのだそう。
早川書房さんによる「ハヤカワ・ミステリ文庫」と言えば「本格、ハードボイルド、コージー、冒険小説、サスペンス、警察小説、ノワール」など様々なサブジャンルを発掘して来ました。
其処に新たに「職業警察官ではない女性が立ち向かう事件物」を加えることに。
また「ハヤカワ・ミステリ文庫 my perfume」は読者層として「若い女性」を想定しているのだそう。
其処で想定している読者層から意見を求めるべく昭和女子大学と提携し在籍中の学生さんに協力を要請したのだとか。
学生さんは邦題、デザイン案、キャッチコピーなどに協力された他に、学生さんによる店頭販売も予定されているそうです。
そんな「ハヤカワ・ミステリ文庫 my perfume」記念すべき第一作は『ケチャップ・シンドローム(原題:Ketchup Clouds)』(アナベル・ピッチャー著、吉澤康子訳)とのこと。
『ケチャップ・シンドローム』のあらすじは次の通り。
<あらすじ>
新レーベル/ハヤカワ・ミステリ文庫〈my perfume〉 MWA賞最優秀ヤングアダルト賞受賞作
ハヤカワ・ミステリ文庫 my perfume 第1作 アメリカ探偵作家クラブ賞ヤングアダルト部門受賞作 「今からちょうど三か月前に、彼を殺したんです」両親と妹二人に囲まれて暮らすイギリスの女子高校生ゾーイは、サイトで知ったアメリカの死刑囚スチュアートに宛て、秘かに手紙を書いた。家族のこと、アルバイトのこと、私が二人の男の子にしたひどいこと――罪を犯したあなたなら、わかってくれるはず……ゆっくり紐解かれる、ゾーイが綴る〈ほんとうのこと〉とは――
(早川書房公式HPより)
さらに、早川書房さんでは「エンジェルハートの香水プレゼントキャンペーン」も実施中。
詳細については『ケチャップ・シンドローム』帯を参照のこと。
新レーベル「ハヤカワ・ミステリ文庫 my perfume」チェックすべし!!